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―と、とにかく3月に意志が生まれて、やっと落ち着いてまとまったという感じなんですね?
TOKI:
そうですね。商品化するつもりはなかったけど3月にそういう話になってから(布石は少し打っておいた方が良いだろう)って事で、ウチのYoutubeチャンネル(※KeaslerTV)で「映像がある」という旨の動画をアルストロメリアの宣伝がてら上げて、C9(※C4のFC名称)のDVD会報にも長いバージョンで載せました。C4のHPのSTEALTHのバナーにも「計画は進行中」と英語で打ったり。

―あれがそうなんですか?!見た時には「ん?」と思っていましたけど
TOKI:
私は意味の無い事はしませんよ(笑)ただC4のアルバムの一連の事が終わってから(出すならイイ加減に動かないとマズいぞ?)ってなって、でもでも公に告知するタイミングが難しくってね。私とTAKUROでポイポイ決めちゃっても、実質的に動くのは双方のスタッフサイドであるから全体像で判断しなければいけない。それに映像化するとなると音と映像で構成されているワケですから、あの日のライヴの空気を可能な限り具現化できるクオリティに持っていかなければならない。それのルーティンワークも組まなければってなって、だから未だに発売日は言えない。言ったら「約束」ですからね。出す事は約束するけど、いつ出すかは今は約束できない。

―そんなに長くかかるんですか?半年先とか1年先とか
TOKI:
そんなんだったら、このタイミングで言わないです。気になってる方が気を揉むだけじゃないですか。そういうのは嫌いじゃないですけどね(笑)予定している日は既にありますが現段階だと確約は出来ないって感じです。ここ1〜2ヶ月以内には詳細を発表して、発表したら短期間で出せると思います。

―ホッとしました(笑)
TOKI:
ただね、ここで通常のCDショップに問い合わせをされても困るので前もって言っておきますが、このDVDの売り上げはアルストロメリアと同じ流れ、つまり福祉施設の子供達への基金として扱うので、…ってまぁ、この辺の事も1〜2ヶ月以内には詳細と共に明かします。TAKUROはブログもTwitterもやっていないので、Twitterなりブログなりでの私の言動を注視していてくれると助かります。もちろん各自のHPもね

―わかりました。いつもよりも要チェックで
TOKI:
とにかくね、自分で言うのもナンだけど、あの日のライヴは特別だった。打ち上げでもメンバーの誰もが明け方までライヴの話しかしてなかったんです。HISASHIもK-A-Zも「この日で全部終了ってのは、あまりにも勿体ない!」みたいな事から、Junjiくんも「あそこまでのライヴは今まで経験した事が無い」とかね。そうそう、あの日の打ち上げで永井トシさんが言ってた事が深く印象に残ってるんです。永井さんが「とにかく演奏してみて改めて思ったけど、[-sickbed-]の持つエネルギー量は凄い。TOKIさんの生の体験が、誰にも分かる形で音楽になってる。あの曲は人を救うパワーに満ち溢れてるよ。そしてそれを歌ったTOKIさんにも"そういう責任"があるし、TAKUROくんも"生み出した責任"がある。二人はその責任を背負って、これからも音楽をやり続けていかなければダメだよ」なんて言ってもらいました。TAKUROは言わずもがな、名実共に日本に留まらず海外に於いても多くの人々に夢や勇気を与えている人間だと思うけれど、自分はそんな大それたレベルの人間ではないじゃないですか。でも永井さんからそんな風に言われて、その責任があるのならば、それは絶対的に果たさなければいけないと思いましたね。

―素晴らしいお言葉ですね
TOKI:
いつだかのWebインタビューとかでも言ってたと思うんですが、私にとってSTEALTHそのものはキッカケでしかなく、そこから派生するものの方がよっぽど大事であり、核(コア)なんです。日本のビートルズとも呼ばれる奴らが人気だの何だのを超えて一つのアイデアに賛同してくれて、それが郊外の小さな福祉施設で暮らす子供達の笑顔に繋がったとか、それこそ永井さんが言ってたように[-sickbed-]が誰かの勇気や気付きに繋がったとか、[-Alstromeria-]だって、それこそ友愛学園の子供達から私が気付かされた事を綴っただけのモノですけど、それが新たに入園してくる学園の子供達にも「君達の為に聴かせたいんだ」って学園の職員の方々が動いてくれたりとかね。もっと言えば我が子への子守唄にしますと言ってくれる方まで、様々な形で派生してる。

―思いが拡散していってるんですね
TOKI:
でもそれらは刹那的だったり無形なモノがほとんどなんですよ。現実的に言ってしまえば、それらの性質のモノは時代の流れと共に流されていってしまう。故にライヴで立体化した。そして今回はそれを形在るモノで残す。STEALTHってのは常に画面の向こう側、スピーカーで流れる音から感じた音以外の部分、もっと言うならエンターテイメントを活用してエンターテイメントを超えるとでも言うか。そんな感じの存在でありたい。

―TOKIさんの仰りたいこと分かります
TOKI:
そして私達もカッコつけさせてもらった。って、実はコレが一番嬉しいのかもしれない(笑)私達も自分を好きでありたいからね。ライヴタイトルをそのままに冠した今回のDVD、[-Affection of Alstromeria-]は、そんなカッコつけてるところを皆さんにも見てもらいたいなぁ〜なんて思っただけかもしれないですね(笑)



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