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Web Interview by TOKI
2013年1月にShibuya O-EAST(現TSUTAYA O-EAST)「Affection of "Alstromeria"」で圧巻のパフォーマンスを見せたTOKI(C4)×TAKURO(GLAY)によるユニット"STEALTH"が
2016年5月29日(日)Zepp Tokyoに再集結!!
「My Dear Alstromeria」と冠した再集結ライブまでに至るまでの経緯をTOKIにインタビュー。
ー早速ですが今回の再集結に至った経緯をお聞かせ願えますか?
TOKI:
ああ…それは、人生の「悔い無く」っていう部分の純度を高めていく事が大きな素養になってるかもしれませんね。
昨年の夏に出したKill=slaydのベストアルバム([-COSA NOSTRA-]※既に完売)があったんですけど、人生で紡いできた事の全てには「合格点」なり「及第点」ってのがあると思うんですよ。合格ラインは人それぞれだと思うし、例えダメだった事でも後の糧になったのならソレはソレでって感じなんですけど。
Kill=slaydのベストアルバムを出したってのは、まず「当時のメジャーでの音源制作環境にずっと納得がいっていなかった」っていうのがあって、
それプラス「ベストアルバムを出せていない」っていうのがあったんです。
でもそういう思いが今のC4の「完全自社制作」、つまり「誰にも媚びなくてイイ」っていう姿勢の根幹になったと思うし、そもそもそういう思いの全てはC4で払拭できてたんです。
でも目の前に「純度を高められる環境」がある。「今の私なら絶対に昔を越えられる。」「そういう思いを瞬時に短時間に払拭できる。」っていうのがあったんです。
機材もなるべく当時のを使ってね。アレンジを変えて最新の機材もバンバン使って…とかだと昔に対してアンフェアじゃないですか。
正直、さすがにC4と比べたら良い音にはならなかったけど、自分的に納得したんです。
今回のSTEALTHは、そういった事の延長線上っていうのが基本ラインでした。ただ、起点っていうのが無ければ、そのラインが立たないですよね?
ー今回のSTEALTHへのTOKIさんなりの起点があったんですね?
TOKI:
そうなんです。起点となったのは…私、皆さんの代表の代理人として毎年のクリスマスにAlstromeriaで支援させてもらった友愛学園(東京都青梅市)を訪れて
「Affection of "Alstromeria"」(STEALTH 1st LIVE DVD)の売上で購入したクリスマスプレゼントを子供達に渡しに行かせてもらってるんですが、
一昨年に行った時には子供達が全員寝ちゃってて(笑)せっかくなんで職員室で施設長の内山さんとかと話してたんです。
その時に子供達から「(STEALTHの)コンサートに行ってみたい、見てみたい」っていう声が強くある事を聞いて…確かに前回のライヴ(Affection of "Alstromeria")でも
全員に学校を休ませてしまえばソレは叶えられていたんですけど、子供は学業が本分ですから(笑)ってか、その前にSTEALTHはスケジュールを合わせるだけでも難しいのに、そこに更に会場まで合わせないといけないという状況下ではライヴをやれる事だけでも本当に奇跡的なんですね。
そんな状態だったけどTAKUROには"子供達からそういう声がある"事を言ったら「それは是非やりましょう!」ってなったんですけど、TAKUROもHISASHIも(GLAYの)東京ドームまで動けない、その後にもイベントや函館アリーナのこけら落としやらがあって、私は私でKill=slaydのベスト盤とC4のベスト盤のリリースや制作があって、もうどうにもならないっていう中で、やっとメドが立ったのが昨年の9月の後半頃だったかな?で、その時点で幾つか会場の仮押さえが出来たので、昨年10月のC4の新宿ロフトのライヴで「STEALTHをやる」って発表したんです。
―想像はしていましたけど、改めて聞いてみると本当に大変な事なんですね。
TOKI:
いや、何でも大変なんですけどね(笑)。私もセミナーとかやってましたから。ん?あれは大変じゃないかな?(笑)
まぁ、ウチの大村孝佳のBABYMETALでの責任感もあるし、Junjiくんも自身のHALATIONの10周年もあったしとかで、とにかくもう合わない合わないを合わせていくのは何でもそうです。
勿論、自分なりに何かしらの意義が無ければソコまで動けないですけどね。
―では、そこからは順調に?
TOKI:
行かなかったですね。私的な事になってしまいますけど、昨年の11月に私の母が病に倒れてしまい、その介護というか何というか、ずっと傍にいなくてはならない状況になって…
―…そうでした。心からお悔やみ申し上げます。
TOKI:
昨年の12月に他界してしまいましたけれど、んん…医師の診断ではもっと長くいける筈だったんですけどね。…その渦中でC4のファイナル(Nitrous ORGA)があったりして、正直、情けないですけど自分が精神的に厳しくて。
まだ整理できていない部分もあるんですけど、母も今回の5月のSTEALTHを本当に楽しみにしていたので、全ての思いを背負って頑張ります。
―お母様の為にも、子供達の為にも、TOKIさんに頑張ってほしいです。すいません、こんな事しか言えなくて…
TOKI:
いえいえ!誰かの為に成れるのなら、自分にとってこんなに嬉しい事はないですし、それで母も子供達も喜んでくれるなら、それはもう本望の極みです。
そういう事でしか自分の存在意義を見出せないチョット気持ち悪いヤツですからね…私(笑)
そして何より応援して下さってる方々と子供達を一度で良いから会わせたかった。皆さんが喜びを与えてくれた子供達が皆さんと同じところにいる。それがしたかったんです。
そのリアルさこそがSTEALTHの醍醐味だと思うんです。
今までCDを買ってくれたり、DVDを買ってくれたり、ライヴに来てくれたり、そういう方全ての力が無く、私一人の力じゃ大した事なんて出来ないです。
「My Dear Alstromeria」に来てくれる、またはCDやDVDを買ってくれるだけで子供達の支援となり、あの子供達が大人を信じれる、そして人の優しさを信じれる事にも繋がりますしね。
それだけでも素晴らしいですけど、STEALTH自体も前回以上のライヴパフォーマンスを見せれると思います。
―Keyboardの古井弘人さんは初参加ですよね?
TOKI:
そうなんです。でも古井さんこそ自分にとってSTEALTHのメンバーなんですよ。10年以上前に最初にSTEALTH名義で動いた時に私的な部分でかなり力を貸してくれたのが古井さんなんです。
もう解散してしまったGARNET CROWというバンドのリーダーなんですけど、最初にSTEALTHでイベントライヴに参戦した時(2009年5月28日/渋谷AX)に真っ先に古井さんの参加を希望したんですけどね、
政治的な部分で難しくて断念したんです。でも見に来てはくれたんです。で、今回はどうだろう?って打診したらOKとの事で参戦してもらう事になりました。
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